BOMシステムは、人為的ミスの防止や必要な部門に最適な情報を伝えるために、主に製造業の部門で、製品の製造に使用する部品の情報を管理するためのシステムとして導入されています。その分類法や管理方法には様々な種類があるので、BOMをより効果的に活用するためには、自社の経営戦略や製造形態、導入する部門の特性に適したシステムを採用することが重要です。
ここでは、BOMシステムを使用する部門や管理方法別に分けて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
BOMシステムは、使用する部門によって分類される他、システムの管理方法の種類でも分けることができます。管理方法は、「サマリー型」、「ストラクチャー型」
「ハイブリッド型」「パラメトリック型」と4つに分類することができます。情報量やカテゴリーによって適した管理方法を選択するのも効果的な活用には重要です。
ここでは、それぞれの特徴や適した業種について詳しく解説していきます。

サマリー型は、一つの製品に対して必要な部品の情報を並列に記入して管理する方法です。必要な部品の合計数を把握がしやすいだけでなく、部品の追加が生じた場合や仕様が変更になった場合でも、容易な対応ができるのが特徴です。部門別で分類したE-BOMや、部品の購買に関する情報をまとめた購買BOMは主にサマリー型で作成されています。機械製造や輸送機器製造、大手製造業の試作や1点ものなど変更が生じやすい製品の製造に携わっている業種での使用が適しているといえるでしょう。

ストラクチャ型は、製品を完成させていくための細かな製作過程の工程や作業順序などを記入し、ツリー形式の階層構造で管理する方法です。製品ごとに異なる工程数や予定工数、標準リードタイムなどの計算にも役立ちます。製造工程を管理するM-BOMの管理に用いられていることが多いです。製品完成までに必要な工程に沿って必要な部品が記載されるため、計測器などの中間工程が多い精密機器の製造を管理するのにも適しています。化粧品などの化学製品などの継続的な受注生産にも対応しやすいのが特徴です。
一方で、個別受注生産の部品管理表としては、活用しづらい型でもあります。

サマリー型とストラクチャー型の二つを掛け合わせて、繰り返し生産と個別生産の両方を効率的に管理できる方法です。プロセスごとにそれぞれの管理方法を選択することで利便性を高め、有効活用できます。両方の管理方法を使用できるため、管理方法の異なるE-BOMとM-BOM を一元化することも可能です。

パラメトリック型は、基本の製造仕様から様々なパターンを考慮したBOMを自動で作成する機能を備えています。そのため、作成時間の短縮にも効果的です、同じ製造工程の製品で色違いやサイズ違いなど派生の種類が多いものや、オプションが複数ある製品などの管理に向いています。歯車の製造や軟包装の印刷の管理などで活用されています。
BOMシステムには複数の部品情報の管理体制や機能があり、使用する部門によって適したものを導入し、活用することが重要です。ここでは、使用する部門ごとに最適なシステムの種類と特徴についてが有効活用詳しく紹介していきます。
E-BOMはEngineering-BOM(設計部品表)の略で、主に設計部門で使用される部品表です。必要な部品の種類や数を製品設計図と併せて設計担当者が記入していきます。製品創造に使用する膨大な種類の部品の一覧表が作成できるのはもちろん、部品ごとの仕様や技術情報の管理もできるのが特徴です。製品データを管理しているPDMやPLM、設計図を描くCADシステムとも組み合わせて使用されることで活用の幅が広がるBOMシステムです。
M-BOMはManufacturing-BOM(製造部品表)の略で、生産計画の立案や適切な生産指示を出すために活用されるシステムです。製品を造るために必要な部品や原材料の情報をはじめ、加工や組み立ての順序や工程、外注に任せる部分などの情報についても記載されます。製造部門が必要な情報を、設計部門からの情報をもとに生産部門が追記して使用されることが多いシステムなので、複数の部門にまたがって活用されることを踏まえると、操作性の高い利用しやすいシステムであることが求められます。
S-BOMは、製品の販売に関する情報を管理するシステムです。販売支援システムと連携して活用できるよう、専用の部品表として管理、運用している会社もあります。 また、機能的にはM-BOMを代用している場合もあります。
購買BOMはその名の通り、購買部門で部品を調達するために活用される部品表のことです。見積もりや発注作業を行うために必要な情報として、発注単位や数量、発注価格といった情報が記載される他、あらかじめ予定していた仕入先から部品の調達ができない場合の代替品の情報なども記入しています。
企業によっては専用リストを作成していることもありますが、製造部品表の中に購買情報を記入している企業も少なくありません。
サービスBOMは、製品を購入した顧客一人ひとりの情報を履歴に残すことで、個別でアフターサポートやメンテナンス時期の管理をしたり、保守サービスなどにも使用されるため、その役割からサポートBOMや保守BOMとも呼ばれることもあります。備品の在庫管理と合わせて発注管理も行うこともできるので発注忘れや在庫切れを防ぐことも可能です。適切な時間にアラートを出す機能も備えているので、社内での作業忘れ防止や、作業時間の管理にも役立てられるのも特徴です。
導入時のネックを解消!
BOM(部品管理)システム
おすすめ2選
【このサイトに掲載する会社の選定条件】
「BOMシステム」「部品表システム」「BOM」とGoogle検索し、公式HPにBOMに関するサービスを提供している14社を掲載。
【2選に掲載する会社の選定条件】
上記会社の中から、パッケージの一部(PLM、PDM)ではなく、BOMシステムを単独で導入することのできるサービスを提供している会社を調査。以下の条件でそれぞれの会社選定しています。いずれも公式HP情報を参照しています。
Celb(クラステクノロジー)…初期コスト0円、月額コスト11,000円(税込)~申し込むことできる(該当企業の中で最安)
Bom-jin(大塚商会)…導入前にコンサルティングやシミュレーション、導入後に運用定例会でサポート(該当企業の中で唯一)