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製造業におけるBOMシステムの導入事例

目次

ここでは、実際にBOMシステムを導入した企業の導入事例をまとめて紹介しています。全部で4つの製造業企業の導入事例を集めましたので、BOMシステムの導入を考えている方はぜひ参考にしてください。

仕様・製造・在庫・原価情報の一元管理で多くの課題を克服!

導入会社:愛知時計電機(製造業)

旧生産管理システムにおいて多くの課題を抱えていた愛知時計電機。

新生産管理システムの導入により、「受付納期の信頼性向上(納期遅延減少)」「製造工程の自動スケジューリング実現」「在庫管理の質向上&在庫削減への貢献」「原価の詳細把握(利益と在庫額の把握)」「受注仕様誤入力の減少」「生産管理での確認作業の省略化」といった導入効果が得られました。

業務効率が大幅にアップ!

導入会社:セーラー万年筆
(製造業)

BOMシステムの導入により、業務効率が大幅にアップしたセーラー万年筆。

見積書の作成などでエクセルとの連携が可能になり、入力業務の省力化に成功しました。また、技術管理と生産管理のデータの一体化で一元管理が可能に。さらに、営業など他部署でも製造の進捗状況が確認できるようになったことで、問い合わせも激減しました。

参照元:大興電子通信(https://www.daikodenshi.jp/case/sailor/)

設計業務の標準化で設計工数を大幅削減!

導入会社:キラ・コーポレーション(製造業)

小型の切削加工機やボール盤を開発・製造しているキラ・コーポレーション。設計~生産までのプロセスのムダを省く目的で、部品構成表管理システムを導入しました。

その結果、BOM構築による標準化設計の実現で、設計工数が30%削減。さらに業務効率だけでなく、顧客へのサービス向上にもつながりました。

情報のリアルタイム性の向上&意識改革

導入会社:極東高分子(製造業)

食品包装資材の専門メーカー極東高分子では、約30年前に自社で開発可能なオフコンを導入し、社内エンジニアがCobolでプログラムを書き生産管理システムを運用していました。しかし時間経過とともにシステム改修は複雑化し、技術者も高齢化。こうした根本的な問題を解決するため、新たな生産管理システムを導入することになりました。

導入の結果、情報のリアルタイム性が格段にアップ。パソコンからシステムを確認するだけで、リアルタイムに生産の進捗状況がわかるようになりました。また紙が劇的に減り、社内でも「画面で見られれば良いものは画面で見れば良い」という意識が定着しました。

参照元:JBアドバンスト・テクノロジー(https://www.r-pics.com/jirei/post_123.html)

導入会社:日立パワーソリューションズ(製造業)

日立パワーソリューションズが開発した部品表管理/BOMシステム「PowerBOM」は、設計部門で管理する設計BOM(E-BOM)と、購買/生産部門で管理する生産準備BOM(P-BOM)の一元管理ができるため情報伝達がスムーズです。製品の情報や製造番号の管理、部品の構成などを紐づけることで情報を共有でき作業も滞りなく進みます。

今まではBOMシステムとCAD/PDM、図書管理システム、生産管理システム間の情報をそれぞれ手入力でおこなっていたのがPowerBOM を利用することで相互連携が可能になりました。

表計算ソフトのような画面操作にも対応しているため、表計算ソフトを利用しているユーザーも使いやすいでしょう。

設計BOMと生産準備BOMがひとつの画面で表示されているため、同時編集も可能になり作業効率もアップします。

導入会社:NEC(製造業)

Obbligato はNECが開発したPLMソリューションです。製品の企画~設計~生産~保守までものづくりに必要なさまざまな情報を連鎖・集約・共有し、製造過程による一連の流れと商品を生産・販売し消費者に届けるまでのプロセスをつないで対応力と競争力を強化します。

また、顧客の業務課題や優先度に応じて必要なものを段階的に導入することができます。機能ごとに、同時に利用するユーザーの数だけ購入する「フローティングライセンス」を採用しているため、利用部門やユーザーの数が増えてもコストを最小限に抑えることも可能です。

海外拠点の生産システムへの入力作業を効率化したい場合は、クラウド型PLMサービス「Obbligato for SaaS」を利用するといいでしょう。ネットに繋がっていれば低コストで手軽にPLMサービスを開始することができます。

導入会社:富士通(製造業)

COLMINA 設計情報管理 部品表は、顧客のニーズに合わせて利用規模別に「Standard One・Standard・Enterprise」の3段階の構成になっています。 また、業態別(量産型/受注生産型)製品や個々の機能を単体オプションとして提供することも可能です。

最近使ったアイテムや履歴など定型化された作業はワンクリックで操作ができ、品目に関する情報を自動表示、よく使う情報はクリップエリアに置くなど、利用者に合わせて使いやすいように設定できる機能を搭載しています。

従来の製品に比べてレスポンスが早く、部品表の操作で使われている構成の展開(正展開・逆展開)では約1万点の品目構成でも数秒で正展開・逆展開を可能にしました。

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