ここでは、無料のBOMシステムと有料のBOMシステムの違いについて解説しています。BOMシステムを無料のものと有料のもののどちらにしようか迷っている方はぜひ参考にしてください。
製品に必要な部品データを統合的に管理でき、各部門への情報もスムーズに提供できるBOMシステム。BOMシステムには無料のものと有料のものがあり、予算が限られている会社では無料のシステムを検討していることもあるでしょう。
しかし、無料のシステムは有料のものに比べると機能が乏しいことも少なくなく、複雑な部品管理が求められる企業では少し不便に感じることもあります。ただ、なかには有料のものに劣らない機能を備えた無料システムもあるため、機能のみを比較して一概に「おすすめできない」とは言えません。
しかし、明らかに無料のものと有料のもので違いが出るポイントももちろんあります。それは、「サポート」「カスタマイズ」「保守性」の3点です。
無料のBOMシステムは、運用設計や操作指導、導入支援などに関してサポートがないものがほとんどです。そのため、すべて自社内で考え、適した運用方法を模索する必要があります。
また、無料のBOMシステムは一般的にカスタマイズもできません。デフォルトの機能で不足なく使用できれば良いですが、多くの場合は自社の事情に合わせたカスタマイズが必要となるため、不便を感じることもあるでしょう。
さらに、無料のBOMシステムは保守性が充分ではないことも多いです。無料の場合自社サーバー内やパソコンにシステムを設置することがほとんどなので、万が一不具合が起きた際には自社内で原因を突き止め対処しなければなりません。
無料のBOMシステムを導入する場合には、こうしたデメリットをしっかり把握し、対策を練っておく必要があります。
有料のBOMシステムはコストがかかりますが、その分機能面が充実しておりサポートやカスタマイズ、保守性にも安心感があります。
最近は、初期費用がかからず月額払いの料金もリーズナブルな低価格BOMも登場しており、以前よりもコストの心配をせずに導入を検討できるようになってきました。せっかく導入するのなら、きちんと自社のニーズに合った機能やサポートのもと、より効果の上がるシステム運用ができるよう、ぜひ有料のBOMシステムを検討してみましょう。
なかには無料で試せるトライアル期間を設けている有料のBOMシステムもあるので、「まずは無料で使ってみたい」という場合は有料システムの無料サービスを使ってみるのもおすすめです。
導入時のネックを解消!
BOM(部品管理)システム
おすすめ2選
【このサイトに掲載する会社の選定条件】
「BOMシステム」「部品表システム」「BOM」とGoogle検索し、公式HPにBOMに関するサービスを提供している14社を掲載。
【2選に掲載する会社の選定条件】
上記会社の中から、パッケージの一部(PLM、PDM)ではなく、BOMシステムを単独で導入することのできるサービスを提供している会社を調査。以下の条件でそれぞれの会社選定しています。いずれも公式HP情報を参照しています。
Celb(クラステクノロジー)…初期コスト0円、月額コスト11,000円(税込)~申し込むことできる(該当企業の中で最安)
Bom-jin(大塚商会)…導入前にコンサルティングやシミュレーション、導入後に運用定例会でサポート(該当企業の中で唯一)